抱くより
抱かれるほうが、
おまえには断然似合う
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『快楽ゲーム』
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著者*
姫野百合 画*
水名瀬雅良
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| あらすじ |
若くして国会議員になった城嶋晃聖は有能で野心家だ。元総理の孫娘との縁談を控えたある日、その男が現れた。男の名は工藤凱――城嶋の高校時代の同級生で、肉体関係をもっていたことがあった。工藤はストーカーのように城嶋をつけ回したあげく、スキャンダルの証拠を材料に再び肉体関係を強制してきた。イヤだと思う心とは裏腹に、城嶋は工藤に身体を開かされ犯されてゆく。 |
| ジャンル |
代議士・恐喝 |
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発行日
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2005/11/25 |
ISBN
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801-8 |
|
姫野百合
先生
コメント
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一口で言ってしまうと、国会議員の城嶋が、いかにもチンピラふうの男・工藤にストーカーのごとくつけ回された挙句、あんなことやそんなことをされてしまうお話。
城嶋の性格がアレ(笑)なのでいじめがいがあって楽しかったです。
言うまでもないことですが、水名瀬さんが描いてくださったふたりが、ものすごーく、カッコいいんですよ! 過去の因縁があるということで、高校生だったころのふたりも登場。スーツだけじゃなく制服も楽しめちゃいます♪ |
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| 『快楽ゲーム』本文抜粋 |
うめくように、城嶋は声を吐き出す。
「誰に頼まれた……?」
男は答えない。
「俺を……どうする、気だ……?」
更にそう聞くが、やはり返事はない。
悔しさに唇を噛み締めた時、男の吐息が耳元にかかった。
男が笑ったのだ。声もなく。ひそやかに。そして、楽しげに。
「おまえっ……!」
バカにされた!!
カッとして声を上げる城嶋の耳に注ぎ込まれたのは、まるで睦言のように甘ったるい声。
「どうしてほしい?」
「っ……」
「お望みなら、このままどっかへさらってやってもいいぜ?」
背筋が、ゾッ、とした。
恐怖でも、嫌悪でもない、どこか甘美な戦慄。
この感覚には覚えがある。
自分はどこかで確かにこの声を聞いたことがある。
でも、いつ、どこで……???
よりいっそう警戒心を高めつつ城嶋は震える唇を開く。
「おまえは、誰だ……?」
男は城嶋の耳に更に唇を寄せると吐息を吹き込むようにささやいた。
「俺が誰か、だって? おまえ、俺のこと、忘れたのか?」
男の唇が耳を食む。城嶋の唇からはかすかな吐息がこぼれ落ちた。
「あっ……」
「冷たいヤツだな。昔もよくこうして耳を噛んでやっただろ。ほら、こんなふうに」
「やっ……」
「おまえは耳が弱くて、ちょっと息を吹きかけただけで腰まで抜かしそうな勢いだったよな。そのくせ、潤んだ目で俺をにらむのが、おかしくて、おかしくて」
男が、くっくっ、と声を立てて笑う。
混乱する頭で城嶋は男の言葉を拾い上げた。
昔? 昔と言っただろうか? この男は。 |
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