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私の靴に
口づけしたくなるまで
教育してやろう
『熱情の檻で眠れ』
著者* 本庄咲貴 画* 水名瀬雅良
あらすじ システム会社を倒産させ多額の借金を負った伊吹は、すべてを立て替えると言う見知らぬ男の車に乗ってしまった。連れて行かれた先は資産家・王丸総一郎の屋敷。そこで伊吹は自分が男娼として働く契約をしたことを知る。
反発する伊吹に王丸は酷薄な笑みを浮かべ「では商品ではなく私専属の男娼にしてやろう」と言い放った。娼婦に憎しみを抱く王丸の愛撫はとてもつらいもので…。
差し伸べられた手は救いの手か、それとも――!?
ジャンル 監禁モノ
発行日
2005/9/25
ISBN
785-2
本庄咲貴
先生
コメント
今回は監禁、陵辱と少々過激な内容です。しかし、主人公の王丸と伊吹の恋愛はまるで絡まった糸のような、解けたと思ったらまた絡まってしまうとても無器用なものになっています。地位も名誉もあるにもかかわらず愛を知らずに育った孤独な王丸が、伊吹への愛に気付き、戸惑いながらも少しずつ変わっていく様や、陵辱されしかも親の敵である王丸を愛してしまったことに苦悩する伊吹などなど、憎んでいたのに愛してしまう二人を少しでも楽しんでいただければ幸いです。
『熱情の檻で眠れ』本文抜粋
 
「妙なところでお会いしますね。たしか今日はアポをいただいていないはずですが」
「そっ、そうだったな。すまん」
「それで今日の用件は? 男娼をお探しですか?」
「あっ、ああ。まあ、そっ、そうだな。そういうことだ」
 先ほどまでの威勢はどこへやら、田宮は笑えてしまうぐらいしどろもどろになっている。田宮にとってそれだけ王丸が怖い存在ということなのだろう。
 すっかり小さくなった田宮をよそに、微笑みの仮面を被った王丸は俺へ手を伸ばしてきた。そして、手錠の輪を繋ぐ鎖を掴んだかと思うと乱暴に引き上げてくる。
「んっ…」
 バイブに柔らかい壁を擦られてぞくっとしてしまった。
 ベッドへ膝をついて腰を浮かせた俺の頬を、王丸は扱い慣れた物のように撫でてくる。
「これがお気に召したのですか?」
「あっ、ああ。なかなかいい体をしている。感度も悪くない」
「そうですか。ではこれはあなたの愛撫に感じたんですね」
「もちろんだとも。さすが総一郎が選んだだけのことはある。撫でただけでよがっていたぞ」
「…なるほど」
 急に王丸の声のトーンが下がったように思えたのは気のせいだろうか。
 しかし、王丸を見たが表情は何一つ変わっていない。
「そんなに気に入られたのならどうでしょう。これは私専用の男娼ですが、それなりの金額を払っていただけるのならお貸ししても構いませんが」
 
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