──この出会いは
本当の運命との出会い
なんだろうか──
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『満月に抱かれて』
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著者*
せんとうしずく 画*
藤井咲耶
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あらすじ
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「安心しなさい。やっと本当の運命に出会える」
高校生の煌は、親友に無理やり連れていかれた占いの館で、占い師にそう言われた。
信じるつもりはないが水晶球に映った『運命の相手』は、上級生で双子の聖園朝陽・夕月のどちらか一人だと知り、二人を意識してしまう。
優しくお調子者で、過剰に煌に構う朝陽と、ロコツに煌の存在を無視しようとするくせに、ギラギラした目で見つめてくる夕月。煌の本当の運命の相手は──!? |
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ジャンル
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ソフト3P |
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発行日
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2005/2/25 |
ISBN
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732-1 |
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せんとうしずく
先生
コメント
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満月が一つのキーワードになっていますが、せんとうはお月様が大好きです。澄んだ夜空にクッキリと浮かぶ月も、流れる雲に見え隠れする月も、神秘的だと思いませんか? 狼男伝説というものもありますが、現実に月は人間の神秘と深くかかわりがあるようです。満月には事故や事件や、出産も多いらしいです。月の神秘は人間の神秘なのです。そんな満月の夜にたった一人の運命の人の愛を求めて変身する…そんな狼男がいてもいいと思いませんか? 『満月に抱かれて』はそんなお話です。 |
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| 『満月に抱かれて』本文抜粋 |
「こっちはオレがもらう」
ペロリと手の中のモノをひと舐めしたかと思ったら、そのまま口の中に全部包みこんでしまった。
「うぁぁっ…!」
ち、違うっ…やっぱり夕月先輩じゃないっ。
こんなこと、夕月先輩が平気な顔してするなんて、絶対におかしい!
耐えられなくなりそうな身体を、朝陽先輩は抱えながら囁いてくる。
「夕月じゃないみたい?」
耳元に囁く朝陽先輩の吐息が、敏感になってる身体をますます刺激してくる。
「これが夕月の体質だよ」
「…え?」
「ふだんは病気じゃないかと思うほど、欲情なんかしない男なのに、ある特定の日にだけそれが爆発する」
ある、特定の日…?
夕月先輩の与えてくる刺激は、オレの思考を奪う。あんまり回ってない頭で、朝陽先輩の言ってることの意味を一生懸命考えてた。 |
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「29・5日ごとにその日は巡ってくる」
「29・5…?? なにわけわかんないこと…あ、ぁぁっ…!」
考えようとするのをジャマするように、夕月先輩の舌が動く。
「ズルイな、夕月。初めての味はどう?」
そんな問いに、夕月先輩はほんの少し笑い返した。
「あんまりイジメるなよ、逃げられたりしたら困るのはおまえだろう?」
「ふっ…」
見下ろしたら、夕月先輩は上目遣いでオレを見たまま、今度ははっきりニヤリと笑った。
「逃げられやしないさ、運命なら…」 |
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