──あなたの媚態は
淫らに男の目を
楽しませる
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『束縛中毒』
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著者*
シギナヲコ 画*
青樹 糸怱
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あらすじ
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「あなたをどこに出しても恥ずかしくない、夜伽の上手な『奥方』にして差し上げましょう」
両親の心中により発覚した多額の借金のため、八尋はさる伯爵家へ『女』として嫁ぐこととなる。屈辱を感じつつも契約を交わし、案内された八尋のための屋敷では、八尋を『女』にするための男・江藤が待っていた。
美貌の江藤に潜む狂気とさり気ない優しさに、戸惑いながらも惹かれていく八尋。だが、八尋は江藤が仕える伯爵の『奥方』という立場で――。 |
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ジャンル
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調教 |
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発行日
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2004/11/25 |
ISBN
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708-9 |
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シギナヲコ
先生
コメント
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以前から一度はヤッてみたかった、…もとい、書いてみたかった、ズバリ「調教」なお話です(笑)。嫌悪し抗いながらも、江藤の指先に為す術もなく翻弄されていく八尋の葛藤、戸惑い…、そんなものを書いてみたかったのですが、…出来上がったのはドコを開いてもえろえろえろな感じの…ぎゃふん。
やることはやりまくってるのに肝心の所ですれ違う八尋と江藤の関係を、やきもきしながら、えっちを楽しみながら(笑)お読み頂けたら幸いです。 |
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| 『束縛中毒』本文抜粋 |
八尋は一瞬の逡巡のあと、キッと顔を上げた。その黒曜石の瞳に、爛々と怒りを燃え立たせて。薄紅色の唇を、色がなくなるまで噛みしめて。その美しく哀れで愚かな決意に、江藤は瞳を眇める。自分でも不思議なくらいに残酷な気分だった。
「…接吻の仕方を」
囁き、顔を寄せる。唇同士を擦りつける動きを見せても逸らされることのない痛々しい瞳に、江藤は僅かに笑った。愛しいような憎いような不可思議な気持ちが、江藤の裡を満たしていた。
「歯を食いしばってはいけません。唇をお開けなさい。ほんの少しでいい」
これ以上ないくらいに近くで、互いの視線が絡み合う。
江藤の言葉に、そしてその鋭く美しい瞳に、八尋は僅かに瞼を震わせた。その震えに、江藤は彼の逡巡を見る。それでも促すように少年の唇を舌で舐めてやれば、彼はゆっくりと瞼を閉じ、その代わりにあえかに唇を開いた。その一瞬を逃さず、するりと江藤の舌が八尋の口腔に滑りこむ。
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「ふぅ…っん…ッ」
口腔を柔らかに蹂躙する舌に、鼻から抜けるような舌っ足らずな声が零れる。寄せられた眉、その眉間の陰影や細かく震える意外なほどに長い睫毛、そして僅かに紅潮した眦が美しいと、江藤は冷静に思う。 |
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