年下の男に、
溺れる。
|
|
|
|
『フルスピードで恋をして』
|
|
著者*
中原一也 画*
藤井咲耶
|
|
|
→
|
|
あらすじ
|
自転車便会社に勤めるメッセンジャーの直人は、後輩の駿河の世話役を命じられる。
年下の新入りとはいえ脚力も経験もある駿河に、人がよくて感情が表に出やすい直人は遊ばれ気味。しかも駿河は性格を除けば直人も憧れるような男で、コンプレックスを刺激されまくり。
あまりに憎たらしい態度の駿河を下手に挑発してしまった直人は、駿河に勢いで抱かれてしまうが──!? |
|
ジャンル
|
年下攻、社会人 |
|
発行日
|
2004/9/25 |
ISBN
|
694-5 |
|
中原一也
先生
コメント
|
急ぎの荷物を自転車に載せ、颯爽と街の中を走るメッセンジャー。
ロードバイクなどのスタイリッシュな自転車や、それを乗りこなす姿、バランスの取れた躰、そしてファッション。そんなものが好きな私がメッセンジャーたちの日常と恋愛をテーマに書きました。
また、かっこいいけどふてぶてしくて憎たらしい駿河と、そんな年下の男に振り回されながらも段々と駿河に惹かれていく先輩メッセンジャーの直人にもご注目。
素直じゃない男たちの恋愛を楽しんで頂けると幸いです。 |
|
| 『フルスピードで恋をして』本文抜粋
|
「んぁ……っ、……ぁ……、……あぁ……」
苦しみと混在する甘い毒。
それは、年下の男の手を借りて直人の躰に徐々に回っていった。細胞が少しずつそれに侵されていくのが、自分でもわかるのだ。年下の男の手淫に夢中になっているのが情けないが、もうどうしようもない。躰は与えられる快楽の虜だ。
「ここ、気持ちいいのか?」
「はぁ……、……っ、……あ」
「アンタもそんな声出せるんだ?」
「んぁあ……、あっ、……はぁ……っ」
駿河の声に耳を傾ける余裕などなかった。
涙を溜め、色気のないグレーのデスクに俯せに押さえつけられたまま甘い声を漏らすその姿は、普段の直人からは想像できないものだった。伸びかけた前髪が顔にかかり、それがまた扇情的に駿河を煽る。
口を塞いでいた手が完全に外されるが、直人には自分を組み敷く男を罵倒する余裕などなく、口の中に指が入り込んできても成り行きに任せるだけだった。
|
|
|