敵前逃亡の罪には
どんな罰を与えようか
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『溺愛コラボレーション』
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著者*
日向唯稀 画*
香住真由
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あらすじ
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友達以上恋人未満の遥と季慈。遥は、甘くて気障で恥ずかしい台詞を連発する橘コンツェルン御曹司・季慈に身も心も感じてしまっている…なんて絶対に認めたくないのだ。
が、バイト先のリゾートホテルにモデルとしてやってきた季慈を、遥の親友が好きになってしまう。
親友の季慈への想いを感じるだけで胸が騒ぐのに「恋人」でもない遥は何も言えない。遥は、初めて自分の独占欲に気がつくが…!?
コラボレーション第3弾!! |
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ジャンル
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誘惑シリーズ |
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発行日
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2004/7/24 |
ISBN
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679-1 |
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日向唯稀先生
コメント
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この作品は、誘惑シリーズでは最多ラブシーン数を記録いたしました(笑)。
私的には他キャラには全然ご縁のない口説き文句やシチュエーションなんかもいっぱい出てきて、テレちゃったりもしましたが(季慈を書くとどうしてこうなんだろう…)、それでも恋に仕事に友情にといろいろなエピソードをコラボレーションしていって、ようやくたどり着いた一つの想い。ようやく乗り越えることができた“二人のorな関係”だったので、書き終えたときには「やっとここまで来たよ〜」という気持ちになりました。
タイトルどおり溺愛している二人ですので、ぜひ見てみてくださいね♡
チョイ出のわりには英二もメチャ頑張ってます!! |
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| 『溺愛コラボレーション』本文抜粋
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「お前なんか、もう…やだっ」
美祢は重々しくなった利き手の二の腕で自分の顔を隠すと、それでも以前のように「お前なんか大嫌いだ」と言えない自分に悔し涙がこみ上げた。
ここまで辱めを受けてなお、言葉さえ違えど「好きだ」という気持ちが隠せない。
訴えずにはいられない自分が、どうにもこうにも悔しくて。それをさせる季慈が憎らしくて。
美祢は自力で隠すことさえできないほど脱力した体もそのままに、季慈の前でぼろぼろと泣き続けてしまった。
「―――――…」
そんな美祢を見下ろすと、季慈は顔を隠した腕をそっとどかした。
顔をスッと背けた美祢の頬を捕らえると、軽く口づけた。
「ありがとう、遥。十分だよ。今の言葉で、もう十分だ」 |
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入り混じった感情から顔を左右に振った美祢を追いかけ、優しく捕まえると、今度は唇を軽く吸った。
ついばむように何度も合わせ、その唇に言葉にならない想いを込めた。
「でも、今日は『ごめんね』は言わないよ。ここでキスをして『じゃあ仲直り』もしないよ」
そして一度体を起こしてベッドを下りると、季慈は濡れた衣類を脱ぎ捨て、ベッドの上で逃げの体勢を取った美祢を捕まえた。
その体に両腕を回して、いつになくギュっと抱きしめた。
いまだに冷え切ったまままの肌で、美祢の火照った肌を一気に冷ますと、季慈は思いのすべてをこめて美祢の体を何度も抱き直した。
「僕はこれでも、君から一番大切なものを奪ったという自覚は持っている。君が持って生まれた性をねじ伏せ、プライドを壊し。その肉体ごと奪って何度も何度も君を泣かせていることは、わかっている。わかってるんだ―――――――」
そうして互いの肌が同じ温もりを持ったころ、季慈は利き手で美祢の肌を探りながら、彼の頬や首筋、外耳や唇へと口付け始めた。
「ちょっ!! 季慈っ」
美祢のささやかな抵抗など、お構いなしで。先ほどとは打って変わった優しい仕草で美祢の胸元に唇を落とすと季慈は苛めすぎて傷ついた突起物を、癒すように舌先で嘗め転がした。
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