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とりあえず、
キスは拒ませない
『恋愛プロジェクト』
著者* 猫島瞳子 画* 藤河るり
あらすじ
ちょっとだけファザコンの気のある野口真紀は、遊びにいった憧れの統括部長の家で、同じ会社の若手ナンバーワン営業で、部長の息子の孝司に迫られてしまった。
さらに取り引き先にいる部長の長男で孝司の兄の博之にまで告白された。
まったくその気のない真紀は適当にあしらおうと努力するのだが、ちょっとしたカマにも見事に引っかかってしまい、どんどん墓穴を掘ることに!?
ジャンル
年下攻
発行日
2004/6/25
ISBN
670-8
猫島瞳子先生
あとがき抜粋
かなり趣味に走ってますが、お気に召して頂けたでしょうか?
組ませていただく藤河るり先生に対しまして、猫島が抱いているイメージ(スーツ姿が格好いい♪)から、またまたリーマンの王道ってことで、職場のシーンがたくさん出てくるお話にしてみました。
しかも、新たなる試みとして、兄弟から同時に迫られる主人公となっております。
年上の専門分野が合う大人な人と、年下のちょっと強引な美男子から同時に……。
うむうむ、乙女ドリームですね。
しかし、主人公が一番心酔してるのが、その兄弟のお父様ってトコが、猫島ですかね?
『恋愛プロジェクト』本文抜粋
 孝司からは、いつものコロンの匂いが漂ってきてた。
「だから、その匂いがいいんだよ。真紀の体臭に、俺の体が反応してるんだ」
 言うと、孝司がわざとらしく、僕の項のあたりに鼻を近づけてくる。
「変態」
 こんな、午後になって汗やら体臭やらがしみ出した匂いがええなんて、正真正銘の変態や!
「そういう真紀も、もう反応してるけど?」
 孝司の指摘に、自分の体の反応に遅まきながらも、気づかされた。
 ホンマや、なんか下半身反応してるし……。
「……もしかして」
「なんだよ?」
「孝司がつけてるのって、フェロモン香水?」
 
 ほらっ、なんか雑誌の広告で『これをつければ貴方も明日から異性にモテモテ』なんて、パチモン臭いのがよう掲載されてるやんか?
 あれの中の、偽物の山の中から、珍しくホンマに効果があるのを引き当てたんやろ?
 な? そうやろ?
「この余計なことばっかり言いだす口は、先に塞いでしまうか」
「んんんっ!」
 なんで?
 なんで僕、こんなに孝司に怒られてるんや?
 
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